Windows7にOPEN−COBOLのインストール
open-cobolも環境がずいぶん変わってしまいました。
opensource COBOLへ変わっていますが、open-cobolの最終版を
Win7 pro にてインストールします。
まず、新しいOPEN-COBOL-1.0-1(バイナリー)を従来どおり組み込むところから始めます。
MinGW-5.1.6.exeをダウンロードしダブルクリックしてインストールします。
展開先をC:\MinGWとします。
MinGW-5.1.6.exe のダウンロード
次にopen-cobol-1.0-1.zipをダウンロード
open-cobol-1.0-1.zip(バイナリー)のダウンロード
open-cobol-1.0-1.zipを解凍します。
解凍すると
bin\cobc.exe
bin\cob-config
bin\cobcrun.exe
bin\libcob-1.dll
include\libcob.h
include\libcob\byteswap.h
include\libcob\call.h
include\libcob\codegen.h
include\libcob\common.h
include\libcob\exception.def
.
.
.
のようになりますので、MinGWの中の各フォルダーにコピーします。
C:\MinGW\bin には bin フォルダにあるファイルをコピーします。
又、次のファイルも解凍してMinGWの中の各フォルダーにコピーします。
db-4.5.20-1.zip のダウンロード
gettext-0.16.1-1.zip のダウンロード
gmp-4.2.1-1.zip のダウンロード
libiconv-1.11-1.zip のダウンロード
pdcurses-3.1-1.zip のダウンロード
最後に環境変数の設定をします。
環境変数 PATH に C:\MinGW\bin を追加。
環境変数 に COB_CONFIG_DIR を作成。
環境変数 COB_CONFIG_DIR に C:\mingw\share\open-cobol\config を記入。
以上で終了です。
以下のプログラムをメモ帳など(私はNoEditerを使用しました)のエディターを使用して
c:¥sllibにtest1.cobとして保存します。
コンパイルと実行
コマンドプロンプトを起動し
ソースのあるファイルに移動して
c:¥>cd ¥sllib
コンパイル
-x オプションを追加すると実行形式のファイルが作成されます。
c:¥sllib>cobc -x test1.cob
実行
c:¥sllib>test1
初めてのプログラム
と表示されればOKです。
前のページでも書きましたように、PHP主体でシステムを組みPHP上でCOBOLの実行プログラムを動かします。
実装例です。Webの中でPHPによる処理の最後にCOBOL実行プログラムを4本起動しています。
実際のプログラムコードの終わりの部分です
fclose($fp);
fclose($fp2);
fclose($fp3);
fclose($fp2b);
fclose($fp3b);
//print "end run ";
?>
<?php
exec("LCVIF128xx",$a);
print "no.1 end<br>";
exec("CHLIST1",$a);
print "no.2 end<br>";
exec("CSVLIST1",$a);
print "no.3 end<br>";
exec("CSV2LIST",$a);
print "no.4 end";
?>
</BODY>
</HTML>
LCVIF128xx.exe、 CHLIST1.exe、 CSVLIST1.exe、 CSV2LIST.exe の4本のプログラムを順次実行します。
次のファイルはCOBOLを含めすべて組み込み済みなので解凍してC:\にセットして環境変数の設定をすれば完成です。
C:\にセットする時にC:\MinGW\MinGWなどディレクトリーが重ならないように注意してください。
MinGW.lzh のダウンロード
リンクが外れていたので修正しました。
ソースコードを置いておきますがこれは使いません。
open-cobol-1.0.tar.gz のソースコード
再配布とライセンスについて
All programs except those in lib and libcob are distributed under the GNU General Public License. See GNU GENERAL for details.
Programs in lib and libcob are distributed under the GNU Lesser General Public License. See GNU LESSER GENERAL for details.
以下は以前のインストールです。参考にしてください。
ここではWindows2000へインストールについて説明します。
他のWindowsについては確認していませんが、おそらくXPにおいては可能かと思われます。
必要なソフトは
MinGW-5.0.0.exe
gettext-0.11.5-2003.02.01-1.exe
libiconv-1.8.0-2003.02.01-1.exe
pdcurses-2.6.0-2003.07.21-1.exe
入手先 http://prdownloads.sourceforge.net/mingw/
および
db-4.3.28-1.zip
gmp-4.1.4-1.zip
libtool-1.5.18-1.zip
onigd20050714-1.zip
open-cobol-0.32-1.zip
入手先 http://members8.tsukaeru.net/pegstyle/
これらを一旦フォルダー ここではc:\downloadまたはc:\mingへダウンロードします。
まずMinGW-5.0.0.exeをインストール
ダブルクリックするとインストールが始まります、特に変更はありません選択画面でgccコンパイラを選択しましたが、不要かどうかたしかめていません。
その他は初期値のままでよいかと思います。インストール先として既定値フォルダーMinGWにインストールします。
その他のソフトもMinGWの中にインストールします
zipファイルは+Lhaca等で解凍しますが解凍時にディレクトリーが作成されないように設定してからMinGWに解凍してください。
すべて解凍するとパスは自動的にセットされます。
これでコンパイラは準備完了です。
うまく動くかテストしましょう。
とりあえず、以下のプログラムをメモ帳など(私はNoEditerを使用しました)のエディターを使用して
c:¥sllibにtest1.cobとして保存します。
000001 IDENTIFICATION DIVISION.
000002 PROGRAM-ID. TEST1.
000003 PROCEDURE DIVISION.
000004 MAIN SECTION.
000005 IP1.
000006 DISPLAY "初めてのプログラム".
000007 STOP RUN.
000008
コンパイルと実行
ソースのあるファイルに移動して
c:¥>cd ¥sllib
コンパイル
c:¥sllib>cobc test1.cob
実行
c:¥sllib>test1
初めてのプログラム
と表示されればOKです。