基本構成

ではまず、このコンピュータの基本構成を説明します。
部品表


コネクタ接続図

ブロック図全体
ブロック図基本部分

z80は記入のない端子は使用しません。また、NMI、INT、WAITもプルアップして使いません。
BUSRQは、CPUを停止するのに使います。
8255は、入出力ピンもプルアップしてあります。
Resetは使い方注意です。
CPUはLでResetしますが、それ以外(8255、8251)はHでResetします。



CPU等ピン接続
大変基本的な構成で4MHzクロックで動きます。RS-232CはMAX232互換のICL-3232CPZで 4.9152MHzのクリスタルを使います。ICL-3232CPZの周りのコンデンサーは積層0.1μを使用します。Z80 CPUを中心に
シリアル端末ポート1、パラレルポート2で ポートアドレスはパラレルF0H〜F3H,F4H〜F7H,シリアルF8H〜F9Hで上位アドレスは全て共通で設定します。


ディップSWで上位アドレスをAHとすると、それぞれA0H〜A3H,A4H〜A7H、A8H〜A9H となります。
モニタープログラムではF0H〜F3H,F4H〜F7H,F8H〜F9Hを使います。
RAM64k、ROM32kで ROMは下位32kをRAMと切替です。 コンソールパネルはBUSRQをLにしてCPUを停止してメモリーの読み書きをします。



クロックはごく普通の回路で74LS04で発振します。 HC04ではうまく発振しません。必ずLS04を使用します。
抵抗は出来れば1/6Wを使用します。写真のように抵抗は立てないと入りません。
クロックはプルアップしてHのレベルをアップします。RS−232C用の回路も同じ構成でクリスタルのみ4.9152MHzを使用します。


リセット回路です。10μFはもう少し大きく20μFでも良いようです。
ダイオード1588は最近手に入りません4148でもOKです。
こちらも写真のように抵抗を縦にして使います。写真では1/4Wを使っていますが1/6Wを使ったほうが良いと思います。



コンソールパネルのアドレススイッチは0から15までで、このうち0から7まではデータ スイッチをかねます。 コントロールスイッチはリセット、ストップ、ロード、インクリメント、ライト、の5個です。 ストップスイッチのみUP位置で停止します。後は跳ね返りでUP位置で停止しません。 アドレススイッチでアドレスを指定して、ロードスイッチをUPします。指定したアドレスが LEDランプに点灯し、アドレスLEDが、メモリーの内容を表示します。インクリメント SWをUPすると、次のアドレスとデータを表示します。 特定のアドレスを書き込みたいときはそのアドレスをロードしデータSWをセットしてライト SWをUPします。 書き込みが行なわれ、次のアドレスとデータが表示されます。 通常は0000H〜7FFFHはROMなので8000H以降に書き込みます。 またリセットするとROMの0000Hからスタートするので、このままではパネルからプログラム実行は難しいです。 端末からコマンドで実行します。(リセットするとROMが選択されます)

部分回路図全体
ROMとRAMを切り替える回路です。FFHをOUTするとROMからRAMへ切り替わります。



電源SW、ONで、実行状態となります。


CPUを停止し、LOADを実行


ここでは8000Hを表示

インクリメントします


8001Hを表示します


更にインクリメントします。


8002Hを表示します。


同じように8003Hを表示します。

アドレスSWは74LS197をプリセット入力に繋がり、ロードSWでLS197にプリ セットします。 インクリメントSWでUPするたびに、カウントUPします。データはLS197から3ステート バッファLS245を通ってアドレスバスに入ります。このバッファはCPUがストップ時のみ 有効で、通常はHインピーダンスです。






アドレスSW下位8ビットはLS197とパラレルに3ステートバッファLS245を通して データバスに入ります。このバッファは書き込みSWで書き込まれたときのみ有効です。 通常はHインピーダンスです。


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